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16.既得権益まみれの英語教育出版社と業者

子どもが幼稚園、小学校、中学校と進む中で、保護者はたくさんの教材を買わなくてはなりません。おはじきや粘土に始まって、彫刻刀、工作・家庭科の道具など何度も使うものであれば、必要であることは納得いきますが、最近は手っ取り早く使えるセット教材が非常に増えてようで、最初からゴミになることがわかっているような、プラスチックをつかった教材なども買わなくてはなりません。

以前であれば、学校の備品として何年も使っていたであろう教材が、どういう理由があってか、使い捨て教材に変化しているようです。環境問題や資源の有効利用といったことを学校で勉強するのですから、新しいピカピカの教材を使うのではなく、古いものを使い、物を大切にすることを学んだり、再利用の可能なゴミになりにくい素材を使うといった配慮もしてもらいたいところです。

そうは言っても、近頃の小中の先生は非常に多忙だと聞きます。実際、熱心なあまり多くの問題を抱え込みすぎてアップアップな状況にある先生も多いように見受けられます。ですので、中学までは指定された教材を文句は言わずに買ってきました。

しかし、もう限界です。高校の教材、とくに英語の教材の多さは尋常ではありません。教育系出版社や業者の天国になっているのです。

「英語の教科書11冊もあるんだけどおかしくない?これ3年の分まで入ってるのかなぁ?」

高1で購入する教材の一覧表を見て、友人の息子さんがお父さんにこう尋ねたそうです。そして、これが机に並べてみた教材を数えてみると確かに11冊あります。 もちろん、これは中堅都立の高1で使うものです。来年再来年はまた別の教材を買うことになります。

別の高3の息子を持つ友人も、教材販売のお知らせを見て激怒していました。

「もう我慢できない。1年、2年と毎年10冊以上買わされて、高3になったらさすがにもうないんだろうと思ったら、もっと多い。それも同じようなものばかり、何度も何度も。これだけ教材を買っているのに、息子は、先輩も、友達もみんな塾へ行ってるからも行くだって。どうなってんの?」

こちらが高3英語教材一覧です。

・PROMINENCE Communication English
・SKYWARD SKY Course 最新入試英語長文20選
・Listening Essentials 3.0
・Listening Essentials 3.0 ディクテーションシート
・英文速読ドリル
・英語の発音・アクセント 総仕上げ
・大学入試英作文精選演習
・英語表現力養成 新・英作文ノート
・英語の構文150UPGRADED 99Lessons
・英文法・語法問題 1000
・英文法・ご訪問大 1000 スタディ・ポイント
・クローバー英文法・語法ランダム演習 入試発展
・コンカー英文法・語法・会話演習
・Cutting Edge 2016
・Clues to Reading 英文和訳の徹底演習


こちらが高2英語教材一覧です。

・CROWN English Communication WORKBOOK ADVANCED
・Next Stage英文法・語法問題 3rd Edition
・Next Stage英文法・語法問題3rd Edition チェックテスト
・Sound Master Intermediate
・Reading Gym 英語速読テスト 発展編
・Best Avenue Grow Up!
・Change the World Standard
・2015年版 シミュレーターリスニング30
・Cutting Edge 2(ナビブック付き)
・Cutting Edge 3(ナビブック付き)
・読んで覚える英単語(発展編)
・センターリスニング 分野別 10minits 改訂版
・センターリスニング 分野別 10minits 改訂版 音声CD
・TRY 30 5th Edition
・コンカー ・アップリフト英作文(入試標準)
・クローバー英文法・語法ランダム演習 標準編
・Change the World [Advanced] ・センター試験過去問題集
・シュミレーター40 ・ファイナルステップ

こちらが高1英語教材一覧です。

・PROMINENCE Communication English
・POLESTAR English Expression
・英語の発音ノートElementary Course of English
・英語の発音ノート CD
・速読英単語 必修編
・ビルドアップ!リスニングBOOK1(CD付)
・ビルドアップ!リスニングBOOK2(CD付)
・カッティングエッジ1 2016(エミル)
・カッティングエッジ2 2016 CD(エミル)
・NEW TREASURE STAGE4
・PROMINENCE C.E リスニングCD 生徒用
・ブレイクスルー総合英語 新装版(美誠社)
・ブレイクスルー新装版 英文法36章
・英文速読ドリル10minutes入門 バラテスト
・英文速読ドリル10minutesLevel1 バラテスト
・洋書(8冊)

いかがでしたか?読者の皆さんは高校生をもつ家庭が、これほど大量の教材を買わなければならないことをご存知だったでしょうか。もしこのリストを見て、「これぐらいやるのが当然だ」と思われた方は、どうぞリアルに今時の高校生の生活を思い浮かべてみてください。活発な運動部に入っていると、週に何日かはこんな感じです。

5時半 起床
6時 家を出る
7時 登校 朝練
8時40分 午前授業開始
12時半 昼練
13時10分 午後授業開始
15時半 放課後練習
18時 下校
19時 塾
22時 帰宅

この過密スケジュールの中、宿題、予習、復習、小テストの勉強などをこなすのです。

学校は、「何事にも全力投球、文武両道で頑張れ」と生徒をけしかけます。けれどもこの全てを完璧にこなそうとしたら、1日が24時間あっても全く足りません。学校の先生方は、高校時代、全てを完璧にされていたのでしょうか?

これだけ負担が増えれば、心身の健康を守るため、そして多少は高校生活をエンジョイするため、生徒はどこかで手を抜くより仕方がありません。その結果、あれだけ大量の教材を買っても、授業で使うのではなく家庭学習のためと買わされた教材は、一度も開かれることなくゴミ箱行きとなってしまいます。

簡単には教材が買えないというのならいざ知らず、今や書店に行けば、いくらでも自分の好みにあった参考書や問題集が買えるのです。もっと上の大学を目指したい、余裕がある、そういう生徒は自分で問題集を買えばいいだけのことです。それを指定したものを買わせようとする、その本当の理由はどこにあるのでしょう?

「私たちは教員としてしっかり仕事しています。これだけ沢山勉強するように指導してあるんです」 という言い訳のためでしょうか。 教材の多さが問題だと思われた現場の先生は、こう漏らしていらっしゃいました。

「自分の卒業生に勉強法を聞いているが、数名に聞いた範囲では、買わされた問題集を全部やった生徒は一人もいなかった。以前、高2の娘の例をあげ、さらに卒業生から聞いた話も例に出し、買わせる教材を減らして少数のものを徹底的にやらせたほうがいいと提案したことがあるが、猛反対されてしまった。」

他の保護者からは、こんな声がありました。

「何ですかこれ。この教材全部、その担当教師も自腹で買う、そうすればいいんじゃないの。」

教材の問題だけでなく、今の学校はもはや業者の思うがままなのです。中学に入れば、一般企業が作った受験案内等の資料が配られるようになります。中はその会社の塾の宣伝がいっぱいです。私立中学ならまだしも、公立の中学で、特定の企業の利益になるようなパンフレットを配ることが、どうして許されるのか私にはどうしてもわかりません。

ちなみに、公立の小学校に勤務している友人の話では、業者からもらったカレンダーを使うときには、会社の名前の部分をカットして使うようにしているそうです。公立の学校なら、これが当たり前だと思います。

そして高校になると、なんと塾・予備校の担当者がやってきて、保護者向け受験案内を開催するのです。主催が保護者会となっているときもありますが、校長先生と入試担当の先生が挨拶をされ、塾の担当者を紹介されるのですから、事実上、学校が実施していることになるでしょう。

もらうパンフレットはもちろんその塾の宣伝入りです。模試が終われば模試分析会が開かれますが、これも業者がやるのです。こうやって入試に関することの多くを、先生ではなく業者が取り仕切っているのです。そういえば、同じ教育産業の会社でも、A塾は保護者向けに話しができて、B塾は校門前でパンフレットを配るだけです。もはや学校は重度の思考停止状態になっているのです。

 

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