授業中に教諭が体罰 他の生徒が動画撮影しSNSで公開 高崎商大附高不適切指導で謹慎処分
数年前、女子高生が真面目そうな中年サラリーマンを狙い撃ちにして、電車内で「触られた」と騒ぎ立て、駅員に捕まえされるという詐欺事件が横行していました。
同時に、このようなニュースネタが欲しくてたまらなかったマスメディアに、その女子高生がウソ泣きして訴え、中年サラリーマンの職を奪う、という遊びです。現在、高校の教室でも機能していない家庭環境で育った生徒が、憎たらしい教師を狙ってわざと怒らせ、スマホで撮影してSNSに拡散し、校長に謝罪させる、というパワハラ遊びが流行っているようです。
つまり、機能しないマスメディアを利用した機能不全の子どもたちの遊びでしかないわけです。今、社会全体に理念の消滅が起こっており、瞬間的に反応することだけが面白いと感じるようになっています。
子どもたちは、ハリウッド映画のアクション脳、そしてゲーム脳になっている他、報道だけを読んだところで真相は見えてきませんが、先生も生徒も同じ低いレベルを推移しています。普通、教師にも怒る理由があることからも分かるように、起こさせる理由をつくっているのはほとんどの場合、生徒のほうであるのは明らかです。
いわゆる「あおり運転」がテレビなどでニュースとなった今年、多くの日本人がドライブレコーダーを購入しましたが、次は教室に監視カメラを設置することになりそうです。やがて教師の頭に監視カメラを乗せることになるのでしょうか?
監視とは目的が異なりますが、全国各地の大学では授業を録画してもう一度観れるようにカメラを設置しています。信じられないことですが、授業中に寝てしまう日本の大学生に観られるようにしているようです。
今後、高校でもそのように教師陣が防衛する必要があるのかもしれません。実際に、高校生になるとかなり悪い根性を持った「人間」がいるのが現状です。レベルの低い話ではありますが、レベルの低さには底がないのでそのような「人間」の相手はもっとレベルを低くすることしか方法がありません。
500年前の戦国時代と同じように、「戦争の連鎖」が起きている今、一部の「人間」たちの間に愚行の連鎖が起きています。つまり、愚行の無限連鎖が今の日本社会とも言えそうです。「今だけ、カネだけ、自分だけ」の無限連鎖が権力を持ってしまっています。
結局、権力(支配者層)を持っている政治家や企業経営者たちの一部は、マスメディアやハリウッド映画、大学の研究機関を使って徹底的な思想教育をし、このような世界にしてしまいました。
要するに、「カネの多いほうが偉いという概念が一般的になると、カネを稼いでいる人間が最も偉くなる」という単純な理屈になるわけです。拝金主義者がリードする世界というのは、いつの時代も不信の連鎖が起きています。
車の窓に「防犯カメラ作動中」のステッカーをを貼るだけでもあおり運転はほとんどなくなったことから、日本各地の高校の教室にも同じステッカーを貼る必要があるように思われます。というよりも、自分の子どもを学校に通わせるという発想自体、もう終わっているということです。
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