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どうでしたか？どれも知っていることばかり、すでに実践されていることばかりでしたか？それとも、「実践するには難しい」と感じましたか？一つでも新しい発見、やってみようと思うことがあれば幸いです。
私自身、中規模教室にしていく過程で必要なのは、ちょっとした勇気でした。クラスを増やしていく際、レッスンカリキュラムをアップグレードする際、教材費が追加で発生してしまった際、クラスごとに月謝を上げて行く際、「退会者が出ないかな？」と毎回ドキドキしながら案内をしてきました。
個人運営であれば、いつもそばに相談相手がいるわけではありません。果たして自分のやり方が本当に正しいのか？私もそんな不安と孤独といつも隣り合わせでした。その過程で失敗したことも、反省したことも多々ありますが、それでも毎度勇気を出しながら進化していくことで、自分のコンフォートゾーンを少しずつ広げることができました。
講師業だけでなく、マルチで役割を担う教室運営のお仕事は、個人として自己成長に確実に繋がるお仕事です。 生徒数1人からスタートした教室は、今では週10コマで生徒数60人以上、月収30万円以上の中規模教室に成長しました。
教室・自身としてもまだまだ発展途上ですが、好きな仕事で、時間も懐も豊かに生きる生活を手に入れることができました。妊娠で常に万全の体調ではなかった時期を過ごし、主婦・子育て世代には理想のお仕事だと再度実感したものです。
自宅でカリキュラムを考え、マニュアル化し、ブログをアップデートして、ウェブサイトの改善やチラシ作成のためにデザイナーとの打ち合わせをしました。中には苦手なこともありましたが運営の作業はとても楽しいもので、英語講師以上に英語教室の運営こそ、私の天職だと思い始めたのです。
このコラムをまとめ上げていく中、自分の中に新たな感情が芽生えました。講師・個人運営の講師を経済的により自立したものにしていきたいということです。私が教室で実践しているメソッドをより多くの方々に広めること、つまり大手英会話教室とは必ず一線を画すことができ、なおかつ子供の成長を確実に約束することです。
このコラムをお読みになられて、どの英会話教室に通わせようとお考えの方に参考になるよう業界内の運営について書いたところもありましたが、多くが現在英会話教室を運営している方、あるいは運営してみようと考えている方向けのコラムになってしまいました。
間違いなく大手英会話教室は急速な衰退の時期にさしかかっています。これからは中小企業の時代が求められているからですが、まずは小規模教室から中規模教室にすることを考えていきましょう。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
Atlasマンツーマン英会話 Kids部署マネージャー
重光美怜（しげみつ・みさと）
明治大学卒。専門はバイリンガル教育、マーケティング学。4歳で英語を始めた息子と一緒に英語を学び直し、TOEIC900点、英検1級取得。息子は6歳で英検2級、13歳で英検1級取得。現在は、TOEIC990点満点（全国1位）取得。こども英語教育の専門家で、こども英会話講師歴12年。小学校や中学校で指導経験がある。また、親子レッスンや早期英語教育に関する研究や情報発信を行う。 |
