かつて日本は世界に名だたる経済大国となり、経済繁栄を維持してきた。だが、2011年6月現在GDP(国内総生産)は、昨年末、経済発展著しい中国に抜かれ世界第3位となった。また、一人当たりのGDP(USドル)ランキングによると、日本は世界16位(2010年、世界銀行発表)。ちなみに、韓国は世界35位、中国は世界93位、国際競争力で言うと、日本は世界27位に低迷しているというのが現状だ。ちなみに国際競争力では、中国は18位、韓国は23位である。
すでに、2009年、時の経済財政政策担当大臣が「残念ながら、もはや日本は「経済一流」ではない」と言ったそうだが、3月11日の東日本大震災後、2011年6月現在も悪化しているといわざるを得ない状況にある。統計はドルベースであり、80円という円高が日本経済の実力評価を必要以上に低下させているという事実はあるにしろ、あらゆるジャンルで国際競争力が低下しているというニュースはよく聞く。
こうした結果を招いている原因がすべて、日本人の英語下手だとは言い切れない。だが、世界市場で国際語である英語を使いこなせないというハンデは相当に大きいと断言して間違いないのではないでしょうか。
たとえば、ここにきて、経済成長著しく、国際舞台におけるプレゼンスを強烈なまでに高めている中国・韓国では、かなり前から英語の早期教育を積極的に取り入れてきている。
中国では1980年代から都市部の小学校で英語教育を取り入れており、韓国では1997年から英語が小学校3年生以上の必須科目なっている。しかも、中国・韓国などの英語教科書のボキャブラリーは日本の2倍以上にあるという。
母国語に誇りを持ち、英語は話したがらないとされてきたフランスやイタリアなども英語は初等教育にしっかり導入されている。小学校から英語教育をはじめることはいまや世界のスタンダードになっているのである。
>>小学校から英語をはじめると英語好きになる秘訣
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